ソウルの蚕室（チャムシル）に、１１２階建ての世界最高層ビルが建つことになる。

ロッテ・グループは２９日、ソウル松坡区新川洞（ソンパグ・シンチョンドン）にある「第２ロッテワールド」の敷地に、世界最高層ホテルを建設することを決め、来月松坡区庁に設計変更書を提出する計画だと発表した。

ロッテ側は１９８８年、３６階建ての複合建築物と室内テーマ・パークなどの新築を決めて建築許可を受けており、現在掘削工事を行っている。

新たに進められる「第２ロッテ・ワールド」は、地下４階、地上１１２階のタワー型ビルで、高さ５２４メートル（尖塔を含むと５５５メートル）になる。現在、世界で最も高い建築物は、マレーシアのクアラルンプールにあるペトロナス・タワー（４５２メートル）だ。

ロッテ側では、交通渋滞の誘発を抑制するため、当初計画していた室内テーマ・パークを取りやめ、１１２階のホテルと３～１１階規模のショッピングモールの完工を、２００６年までに終える計画だ。