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【噴水台】ボイス・オブ・アメリカ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.13 14:29
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「米国の声を伝えます。ニュースは良い内容であることも悪い内容であることもあるが、私たちは真実だけを伝えます」。米国が日本の真珠湾爆撃をきっかけに参戦して56日目の1942年2月1日、米戦時情報局(OWI)はナチス治下のドイツ人に向かってラジオ放送をした。「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)放送の始まりだ。あれから76年。VOAは45の言語(放送局2500局)で2億3680万人の視聴者にラジオ・テレビ・インターネットで米国の政策を中心にした各種コンテンツを提供している。

VOA韓国語サービスも同年6月13日に始まった。初めてのマイクを握ったのは臨時政府駐米外交委員部委員長だった李承晩(イ・スンマン)大統領。「ワシントンから国内・海外にいる韓国2300万人の同胞に伝えます。(…)暴悪無道の外敵の鉄網鉄糸の中で呼吸も自由でできないわが民族に…」。激しい抗日メッセージだった。このようにVOAは日帝強占期、その後70年代まで知識人が未来の祖国の希望を眺め、世の中の声と文物に接することができる窓口だった。権威主義時代に批判の声を出して韓国政府と葛藤が生じたりもした。

 
韓国人の意識からVOAは徐々に薄れていった。多くのメディアを通じて情報と文化を容易に得られるようになってからだ。VOAも冷戦後、外部情報を遮断する独裁国家に向かって民主主義と自由・人権の価値を押し込む方向を定めた。自然に韓国語サービスの中心は北朝鮮に移った。特に2004年、米議会の北朝鮮人権法通過(先月、法案強化後に再承認)後に拡大した予算で人員などを補強した。韓国語サービスは「対北朝鮮放送」の一環でもある。昨年末の韓国支部閉鎖後、ワシントン本部が3、4カ月単位で巡回特派員を派遣するが、核心ニュースの出処はワシントンだ。

VOAが話題の中心になっている。先月、韓国政府が隠した北朝鮮産石炭の韓国密輸疑惑を単独報道し、連日取り上げながらだ。特に韓国政府の消極的な姿勢、対北朝鮮制裁緩和の雰囲気に対するワシントンの批判的な立場を伝えている。米政権がVOAを通じて立場を伝えているのではという話も出ている。VOAで長く働いた知人の話だ。「米政権がわざわざニュースルームにこういう内容を書いてほしいと言ったケースは見たことがなかった。ワシントンの雰囲気を取材した結果にすぎない」。 VOA韓国語サービスの使命は「ワシントンの立場を北朝鮮に正確に伝えること」という。経緯はともかく最近は「ワシントンの立場を韓国政府に伝えること」に変わったようだ。

キム・スジョン/論説委員

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