韓国国土交通部「安全診断受けていないBMWの運転中止命令を検討」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.09 07:57
車両連続火災で俎上に載せられているBMWの一部車種を対象に、韓国国土交通部が運転中止措置を推進する。現実化すれば史上初の乗用車運転中止命令となる。金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官は8日、京畿道華城(キョンギド・ファソン)の交通安全公団自動車安全研究院で緊急記者会見を開いて「一部のBMW車両に対して運転中止命令を発動する方向で検討中」と明らかにした。
運転中止命令が検討されている対象車両は大きく2種類だ。リコール対象のBMW42車種10万6317台のうち、BMWグループコリアサービスセンターが進めている緊急安全診断を受けていない車両の所有者に国土交通部が整備履行命令書を発行する。14日までに緊急安全診断を受けられなければ運転中止対象になる。また、緊急安全診断の結果、BMWが火災の危険があると判断した車両にも運転中止命令を下す計画だ。
BMWは先月27日から緊急安全診断を行っている。7日午後3時基準で、4万740台(38.3%)に対して安全診断を完了し、このうち1147台はすでに部品を交換済みだ。火災の危険を確認したが、部品不足などで整備が受けられなかった車両は2579台(6.3%)だ。まだ安全診断を受けることができていない計6万5577台が運転中断の対象になる。