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<戦犯旗根絶特別企画>「FIFAも削除した…戦犯旗問題、これからは強くいこう」(2)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2018.08.06 15:52
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--まず、旭日旗、旭日昇天旗、戦犯旗などいろいろな表現があるが、どの表現が正しいのか。

「旭日昇天旗は間違った言葉だ。旭日旗は正しい言葉だが、戦犯旗という単語がもう少し警戒心を喚起することができ、最も適した表現ではないかと思う。日本がアジアを支配する時に前面に出した旗が戦犯旗である以上、ナチス党旗(ハーケンクロイツ)のような意味だと言うことができる。もちろん、2つの旗の誕生背景は違うかもしれないが、戦争で最も前面に出した点から戦犯旗という言い方が正しいのではないだろうか」

 
--スポーツ舞台に戦犯旗が度々登場する理由は。

「日本応援団だけでなく、グローバルスポーツ企業などでマーケティングとして戦犯旗がよく使われている。果たして彼らは知っていて使っているのだろうか。アジア市場は非常に広いのに…。結局、戦犯旗ということを知らずに使っているのだ。我々が積極的に広報していないためでもある。イングランドのプロサッカー、リバプールのナビ・ケイタ(23)という選手が旭日旗のタトゥを入れて議論になった。韓国ファンが指摘するとその上に新しくタトゥを入れ直して覆ったが、ケイタ個人だけでなくクラブとして問題を認識して積極的に対処したという点でとても良い事例だ。FIFAも同様だ。今回FIFAのインスタグラムで戦犯旗が使われていたが、抗議を受けて撤回したではないか。政治的スローガンなのに戦犯旗の使用に対する制裁がないのは知らずにいたためだと思う。それでもアジアサッカー連盟(AFC)が戦犯旗の使用について初めて公式に懲戒を下すなど、良い事例が増えている」

--なら韓国は戦犯旗問題にどう対応していけばよいのか。

「そろそろ強く出る時期が来たのではないかと思う。私はW杯前も(大韓サッカー協会が)戦犯旗問題に積極的に対処しなければなければならないと強く話をした。今回のW杯だけ見ても、セネガル戦で戦犯旗の応援が登場した。世界のサッカーファンが観戦している場所に登場したということは十分に問題になる。大韓サッカー協会もそうだが、文化体育観光部が公式に抗議できる『ネタ』が出てきたのだ。FIFAはもちろんのこと、さまざまな企業が戦犯旗がなぜ問題になるのかを知り、変更して謝罪した事例があるということは、彼らもそれが誤りであるということを認めたということだ。これからは政府ももっと強力に対処するべきだ。目前の8月にはアジア競技大会もあるが、戦犯旗使用問題を前もって防ぐことができるように努力するべきだ。大韓体育会が日本体育会側に前もって戦犯旗使用不可の公文書を送る等、方法はいろいろあるのではないか」

--大韓サッカー協会や政府の対応が消極的という指摘が多い。

「直接活動しながら感じた。政府が消極的に対処する部分が明らかにある。だが、外交摩擦とこれは全く違う問題だ。誤りは誤りだと強く主張しなければならない。アジア競技大会前に韓国が戦犯旗問題のようなことを先に話をすれば、非常に新鮮ではないかと思う。大韓サッカー協会も同じだ。FIFAに抗議するのは大韓サッカー協会でするのが正しい。戦犯旗問題はスタジアムで絶えず起こることで、2012ロンドンオリンピック(五輪)の『独島(ドクト、日本名・竹島)事件』もあったではないか。

その時だけ専門担当チームを設けるのではなく、いっそ専門職員を1人置いて専門的に対応するべきだ。FIFAに持続的にアピールもしながら。事例を集め、着実に変えていけるように専門性を備えなければならない」

--戦犯旗に対する日本の認識はどうか。

「日本は旭日旗イコール戦犯旗という認識そのものを受け入れていない。日本は自分たちが間違った点について正確に歴史教育をしていない。第2次大戦が終わり、ハーケンクロイツを法で禁止したドイツとは対照的な部分だ。日本では全くそのような動きがない。今でも素知らぬ顔で海上自衛隊で使っているではないか。それでも肯定的なのは、予想外に日本の良心勢力が次第に増えているという点だ」

--戦犯旗問題を解決するためにどのような努力が必要か。

「日本の認識変化も重要だが、結局は世界的な世論を通じて日本を圧迫していく戦略に変えるほかはない。世界的に旭日旗イコール戦犯旗、使ってはいけないものという認識を植え付けて世論を形成し、日本政府を圧迫する戦略が最も大きな効果を上げることができる。さらに、韓国や中国など、日本に侵略された過去を持つアジア諸国を中心に戦犯旗禁止関連法案を作ることも重要だ。アジア圏で戦犯旗が国際法上禁止されれば、グローバルスポーツブランドの戦犯旗使用も減るのではないだろうか」


<戦犯旗根絶特別企画>「FIFAも削除した…戦犯旗問題、これからは強くいこう」(1)

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