電気自動車の「グローバル戦場」になった中国…第一歩を踏み出した韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.25 13:02
米中が貿易戦争で攻防を繰り広げていた今月10日、中国の李克強首相とドイツのメルケル首相がベルリンで会った。グローバル自動車業界は会談に続いて進行された両国政府・財界関係者の接触に注目した。自動車に関連して中国とドイツの新しい協力関係が予告された理由だ。実際、この日の行事では電気自動車など新エネルギー車(電気自動車+ハイブリッド)分野でドイツと中国の自動車会社が22の協約を結び、共同で研究開発(R&D)・生産することにした。
ドイツから首相が出席するほど中国電気自動車市場に対する世界の「ラブコール」が続いている。市場規模を見れば容易に理解できる。内燃機関を含む中国の全体自動車市場規模は昨年2887万台(販売台数基準)と、9年連続で世界1位になった。2-4位の米国(1724万台)、日本(523万台)、インド(401万台)の販売台数をすべて合わせたものより多い。このように巨大な自動車内需市場を持つ中国が環境に目を向け、国家レベルで化石燃料車を電気自動車に変えようとしている。
中国では昨年だけで新エネルギー車が77万7000台も売れた。前年に比べて53.3%も増えた。今年は販売伸び率がさらに高まった。今年上半期に41万2000台の新エネルギー車が売れ、前年同期比111.6%も成長した。とはいえ、自動車市場全体で新エネルギー車が占める比率は2.6%にすぎない。まだ爆発的な成長を迎えていないということだ。