W杯グループリーグ敗退…韓国サッカー協会長は何をしてきたのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.06 13:43
冷徹な分析も、痛烈な自己反省もなかった。ロシアワールドカップ(W杯)に出場した韓国の競技を現場で見た鄭夢奎(チョン・モンギュ)大韓サッカー協会会長の視線は「対岸の火事」レベルだった。
大韓サッカー協会が5日に主催したメディア懇談会で、鄭会長は始終「幽体離脱話法」を貫いた。サッカー協会のエンブレムを付けてW杯本大会に出場したサッカー韓国代表をオブジェクトとして眺めるような発言が続いた。代表チームの競技力が期待に及ばなかった原因についてはまともに説明せず、代表チームへの関心が落ちた理由は外部から探した。
鄭会長はW杯決勝トーナメント(16強)進出失敗の原因を尋ねる質問に対し、ユース育成システムの問題点に言及しながら核心を避けた。鄭会長は「我々の代表チームは技術的にかなり不足していた」とし「技術的に発展するにはユース時代から基本技を確実に身につけ、年齢に合う体系的な教育を受けなければいけないが、韓国の選手は成績と進学に焦点が合わされた教育制度のため体力・戦術中心の練習を多くする」と述べた。4年単位の短期的戦略が必要なW杯の不振の責任を青少年サッカーの指導者に転嫁したのだ。