金正恩が注力する「平壌江南」…トランプワールドは建つのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.16 14:25
北核放棄を条件とする国際社会の贈り物が日々膨らんでいる。米国は「友邦の韓国レベルの繁栄を達成できるよう協力する」というメッセージを北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に送っている。北朝鮮版「マーシャルプラン」の提供と共に平壌(ピョンヤン)トランプタワーやマクドナルド店の話まで出ている。韓国政府も北朝鮮の鉄道・港湾などインフラ再建のための「新北方政策」ロードマップを近いうちに出す。ソウルと西側の投資家はすぐにも平壌へ向かう勢いだ。韓半島(朝鮮半島)和解の流れで熱くなっている対北朝鮮投資ブームの現状を見てみよう。
平壌直轄市には北朝鮮の人口全体(2490万人)の約10%に相当する250万人が暮らしている。労働党員や軍部・内閣の幹部、エリート階層などが主に居住するため、一般の住民には憧れの都市だ。ヤナギが多いため「柳京」という別称を持つ平壌を北朝鮮当局は「主体革命の首都」として前に出す。豊富な水量の流れを持つ大同江(テドンガン)が東西に流れるのはソウル漢江(ハンガン)の姿と似ている。ソウルにと同じ地名も数カ所ある。「鍾路(チョンノ)」があり「江南(カンナム)」がある。