【現場から】非正規職の妨害で失敗に終わった懇談会…行く道遠い韓国GMの正常化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.15 11:05
韓国GMは14日午前に仁川(インチョン)の富平(プピョン)工場で「経営正常化懇談会」を開催する予定だった。韓国GM経営正常化過程で起きた数多くの議論にバリー・エングルGMインターナショナル社長とカハー・カゼム韓国GM社長が直接答える席だった。
こうした席が設けられたのは韓国政府とゼネラルモーターズ(GM)の交渉過程でいくつか疑惑が残ったためだ。例えば韓国政府は「GMアジア太平洋本部を韓国に誘致する」と発表したが、これに対するGM本社の立場は正確に明らかになっていない。また、韓国GMを支援する方法(GMは貸し付け、産業銀行は出資)がそれぞれ異なるという点でGMが再び撤退を推進する可能性があるという主張も出てきた。
だがこの日の懇談会は結局開かれなかった。全国金属労働組合韓国GM非正規職支会(非正規職労組)が懇談会場に乱入したためだ。韓国GMは「安全上の問題から経営正常化記者会見は無期限延期する」と明らかにした。