【コラム】ソウル大学が世界1位にならなければならない理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.10 09:08
パク・セリの1998年US女子オープン優勝は世界に出ていく韓国女子ゴルフの信号弾だった。パク・セリが見えない壁である「ガラスの天井」を破ったのだ。一緒に練習した友人が世界舞台で1位になったので自分もできるという自信、すなわち「自己規定効果(self-definition effect)」が多くの同僚と後輩に作動し始めた。これは数多くの「パク・セリ・キッズ」の誕生につながり、彼女らが世界の女子ゴルフ界をリードしている。
韓国の大学競争力が国家経済力に比べ劣っているという批判が多い。2018年のQS世界大学評価でソウル大学が36位、KAISTが41位と2つの大学だけが50位圏に入った。米国は上位30位圏に15校が布陣した。知識情報化技術に続き第4次産業革命時代を開いた新経済(new economy)の主要発源地はスタンフォード大学とバークレー大学があるシリコンバレーだった。ハーバード大学とMITが位置するボストン周辺も米国だけでなく世界経済の進む道を定めるゆりかごになった。