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<南北首脳会談>事実上の秘書室長・金与正氏、2カ月前の「妊娠説」は…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.27 15:55
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27日午前10時15分、板門店(パンムンジョム)の韓国側施設「平和の家」で始まった南北首脳会談には双方から2人ずつ同席した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の左側には任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長、右側には徐薫(ソ・フン)国家情報院長が座り、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の左側には妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が、右側には金英哲(キム・ヨンチョル)党中央委副委員長兼統一戦線部長が座った。今回の首脳会談の公式随行員は南側が7人、北側が9人。このうち南北関係の核心人物が両首脳の隣に座ったのだ。

北側の同席者では金与正第1副部長が目を引いた。金与正副部長はこの日、金正恩委員長の事実上の秘書室長の役割をした。金与正副部長は軍事境界線を越える時からハンドバッグのほかに黒革の書類かばんを持っていたが、金正恩委員長が会談のテーブルに座るタイミングに合わせてこの書類がばんを開けてファイルを取り出し、金正恩委員長の前に置いた。金正恩委員長の会談の資料を準備してきたのだ。金与正副部長は冒頭発言の間、ずっと内容をメモする姿を見せた。

 
これに先立ち芳名録を作成する時も金正恩委員長は金与正副部長が持ってきたペンを使った。金正恩委員長が軍事境界線を越えた直後、子どもたちから受けた花束を後に手渡されたのも金与正副部長だった。金正恩委員長が国軍儀仗隊の儀式を受ける時も、金与正副部長は別の北側随行員とは距離を置き、兄に随行する姿を見せた。

金正恩委員長の右側に座った金英哲党中央委副委員長兼統一戦線部長は対南関係を総括する人物であり、南側のカウンターパートは徐薫国家情報院長だ。金与正副部長は2月の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)の開会式に、金英哲部長は閉会式に北朝鮮高官級代表団として訪韓した。金正恩委員長が金与正副部長と金英哲部長を対南関係の顔として前面に出しているのだ。

軍出身の金英哲部長は2010年の韓国哨戒艦「天安」爆沈事件当時、偵察総局長だった。南側芸術団が2日に平壌(ピョンヤン)を訪問した当時、記者団に「南側が天安爆沈の主役という金英哲です」と自己紹介したりもした。軍隊時代から金英哲部長の右腕だった李善権(イ・ソングォン)氏は対南機関の国平和統一委員会の委員長を務めている。

金与正副部長は2月の訪韓当時、「妊娠説」が浮上したが、この日の画面上では妊娠を確認できなかった。グレーのスカートスーツ姿だったが、腹部が膨らんでいるような姿は見られなかった。

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    2018.04.27 15:55
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    文在寅大統領が27日午前、板門店「平和の家」で芳名録に記帳する北朝鮮の金正恩国務委員長を見ている。金与正党中央委第1副部長が隣で金委員長を補佐している。
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