何かと言うと“時限付き”…韓国ドラマの「不治の病」なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.25 14:14
「じゃあ、どうしろっていうんですか? おっしゃってください」。19日、MBC(文化放送)の水木ドラマ『手をつないで、沈む夕日を眺めよう』でヒロインのナム・ヒョンジュ(ハン・ヘジン扮)は主治医にこのように聞く。すぐに予想された返事が登場する。「手術するにはもう手遅れです。申し訳ありません。だが、このままあきらめるのはよくありません。手遅れというのは私の判断です」。このように、脳腫瘍によってこれ以上見込みがないという、事実上の「時限付き」判定を受けたヒロインは泣きそうな表情になる。そして叫ぶ。「あと…あとどれくらいなんですか?」
ナム・ヒョンジュを演じる女優ハン・ヘジン、ナム・ヒョンジュの配偶者を演じる俳優ユン・サンヒョンら10年以上の俳優陣の自然な演技は、このドラマの劇的な展開に説得力をもたせる。それでもこのような展開に食傷気味であることは仕方ない。韓国ドラマでいとも簡単に見つかる慢性病、すなわち「不治の病」による「時限付人生」という設定のためだ。少なくないドラマ、特に地上波ドラマでは、愛する恋人でも大切な家族が不治の病でこのような人生を生きることになる展開がこれでもかと登場する。