【グローバルアイ】「財務省が壊れた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.13 09:17
官庁が集まっている東京霞が関。中でも財務省は最強の省庁に挙げられてきた。財務省の建物の形が「日」の文字の形をしていて、財務省職員は自分たちのことを「日本そのもの」と言うほどプライドが高い。予算編成権を持ち、全部署の情報が集まる場所、そのため強大な権力を振るっているのがこの財務省だ。だが、最近では各種政権のスキャンダルに巻き込まれてその威勢が地に落ちている。
今月9日、国会参院決算委員会で財務省の太田充・理財局長の顔が赤く、熱くなった。太田氏は「大変恥ずかしく、大変申し訳ない」と述べながら頭を下げ続けた。森友学園国有地売却問題が大きくなった昨年2月、財務省所属職員が森友学園側といわゆる「口裏合わせ」をしていた事実を認めたのだ。太田氏は与党議員から「ばかか」という叱責まで浴びせられた。意気天を衝くような財務省高位官僚の自尊心が奈落の底に落ちた瞬間だった。