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【噴水台】「太い指」…サムスン証券のあきれる配当ミス

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.09 13:11
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2005年12月8日朝、東京証券取引所(TSE)の新興企業市場「マザーズ」が開かれる直前。みずほ証券のあるトレーダーが顧客から電話を受けた。この日、新規上場されたジェイコムという人材派遣会社の株式1株を61万円で売ってほしいという注文だった。9時27分、トレーダーが入力したのはなんと「61万株1円」だった。ジェイコム発行株式の42倍にのぼる量だった。コンピューターの画面には「非正常注文」という警告メッセージが出たが、トレーダーは習慣的にエンターキーを押した。1分後に「注文は正しいのか」という取引所関係者の電話を受け、会社は事態を把握した。4回も注文取消を試みたが、今度はTSEのネットワークが機能しなかった。その間に取引は始まり、株価はあっという間にストップ安となった。注文が取り消しになるまでの16分間に生じた損失は270億円。数日後に発行株式数を超過して売れた約9万株まで現金を支払って回収すると、損失は405億円に増えた。東京株式市場史上最悪の「ファットフィンガー(fat finger)」事件だ。

「太い指」という意味の「ファットフィンガー」は証券売買職員が注文情報を誤って入力することをいう。韓国では2013年にハンメク投資証券のオプション取引担当者が利子計算数式で「365日」を「0」と誤って入力したことで462億ウォンの損失を出し、結局、会社は閉鎖した。今年初めにはある投資証券会社がオプションの売買注文錯誤で昨年の当期純利益の半分の62億ウォン(約6億2000万円)を失った。

 
サムスン証券が自社株に配当金を支給しながら1株あたり1000ウォンを1000株と誤って入力した。さらにあきれるのは一部の職員がこのように間違って入力された株をすぐに売ってしまったことだ。このため株式市場は混乱し、損失を出した顧客もいたという。「信頼に価値で応える」という会社のスローガンが色あせた。発行されてもいない株を空売りできるという売買体系の問題点まで表れ、株式市場全体が不信感に包まれた。

コンピュータ-やAI(人工知能)を利用して高度に自動化された証券売買システムでは小さなミス一つが「災難」に発展したりもする。金融機関の自動売買アルゴリズムが一方向に作用して株価が暴落する「フラッシュクラッシュ」(一瞬の暴落)が生じるのもこのためだ。システムのエラーを正すのは結局、人間だ。間違って入力された株を見てためらわず売りのボタンを押した指には人間とコンピューターを区分する「責任感」がなかった。

イ・ヒョンサン/論説委員

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