【社説】南北首脳会談は韓半島非核化に向けた出発点
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.30 09:22
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が4月27日、板門店(パンムンジョム)の韓国側の平和の家で会う。たとえ板門店の中だとしても、北朝鮮の最高指導者が韓国の地を踏むのは分断後初めてのことだ。南北高位級代表団は昨日、板門店で92分間会い、首脳会談の日程などに電撃合意した。4月の南北首脳会談は5月のトランプ米大統領-金正恩委員長の朝米首脳会談、そして韓朝米または、韓朝米中首脳会談へと進む韓半島(朝鮮半島)非核化のためのグレート・ゲームの序幕であり、韓半島の平和体制構築のための長い道のりの始まりだ。
2000年6月15日〔金大中(キム・デジュン)-金正日(キム・ジョンイル)〕、2007年10月4日〔盧武鉉(ノ・ムヒョン)-金正日)に続き11年ぶりに開かれる今回の首脳会談を通じて文大統領は北朝鮮の非核化のための勝負の一手を具体的に出すことができるようになった。同時に非核化に関する意味のある成果を必ず得なければならないという政治的負担も抱くことになった。たとえ金正恩委員長の口から非核化の意志を明らかにする前向きなメッセージが出ているが、各論に入れば「悪魔のディテール」が少なからず隠れている。