【時論】ワシントンで韓国を考えながら(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.13 15:33
あえて「血盟」という修辞を使わなくても韓米両国の官僚らがずっと主張するように韓米同盟が本当に堅固なのかも分からない。だが、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)期間に起きた一連の事件を通じて明るみに出た通りに、実質的であれ潜在的であれ両国関係にそれなりの摩擦要因があるのは事実だ。実際に、韓米関係はこれまで持続性を維持しながらも、考えてみると多くの意見不一致と試練を経験した。今後も摩擦は発生するはずなので両国間に慎重な検討・対話・理解・妥協が必要だ。
韓国の執権層は数十年間米国人に韓国を教育するためにぼう大かつ多角的なキャンペーンを繰り広げた。韓国文化院・韓国国際交流財団など様々な民官支援を通じて多くの米国大学に韓国学プログラムを設置した。ワシントンのシンクタンクも韓国が後援するプログラムに支えられてきた。ワシントン所在の韓米経済研究所(KEI)も韓国政府から支援を受けてきた。このようなすべての窓口は米国のエリートを教育することに重要な貢献をした。ところで、一部で米国政界に影響を及ぼそうとする韓国政府の努力に度が過ぎた面があり、あまりにも短い時間に非現実的に多くのことを(韓国政府が)期待しているという指摘が出る。