米朝会談、45分で決定?…トランプ大統領、45日間の水面下作業か(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.13 13:50
今回の鄭室長一行の訪米を控えても、トランプ大統領はすでに金正恩委員長の米朝会談提案を知っていた状況だったという。鄭室長が北朝鮮から戻ってくるとマクマスター補佐官にこれを伝え、両国情報機関の間でも緊密な情報交換があったという。
外交消息筋は「どういう話(首脳会談の提案)かはすでに相当数が知っていたが、トランプ大統領がすぐに自身の決定を公表するとは思っていなかった」と伝えた。「交渉家」トランプ大統領としては就任後からこの日を待っていたのかもしれない。
別の関係者も「トランプ大統領は結局、自分がトップダウンで決めるべきだという考えを固めていた」とし「北と同じように米国も今回の会談ではトランプ大統領がライン(合意指針)をひとまず引いた後、下がそれに合わせていく方式になるだろう」という見方を示した。したがって金与正氏やティラーソン国務長官など特使のような「中間段階」は入れないという主張だ。消息筋は鄭室長がトランプ大統領に「特別メッセージ」を伝えたと述べたことに関連し、「特使団が受けた金正恩委員長の印象、金正恩委員長の話す順序、金正恩委員長の発言に対する特使団の自己分析を伝達する中で金正恩委員長が述べた『米国関連発言』の一つを簡単に伝えただけ」とし「特に金正恩委員長がトランプ大統領に伝えるよう要求したメッセージではなかった」と話した。