【中央時評】日本、プレーヤーとオブザーバーの間(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.09 08:24
北朝鮮の核・ミサイルに関して日本は自らを重要なプレーヤーの一人だと見ている。ミサイル・核脅威の半径に入っているため自分たちの問題と考えている。一方、韓国は日本を大きな変数と見なしていない様相だ。制裁の局面ではプレーヤーとして認めるが、交渉ではオブザーバーとして出て行けという。ジャパンパッシングをむしろ痛快に感じる人たちもいる。今は大した問題ではないように見えるかもしれない。しかし小さな亀裂が後には埋めがたい間隔に広がったりもする。
何よりも日本の右傾化の雰囲気を刺激する可能性があるというのが問題だ。北朝鮮がミサイル挑発をすれば地下鉄を止めて避難サイレンを鳴らすのが日本だ。列島侵攻シナリオを描いた空想小説のような本が書店の国際安保コーナーを埋めている。戦争ができる国への復帰を狙う日本の右派には都合の良い環境だ。