日本では低調な「#MeToo運動」…「みんなで一緒に」#WeToo運動スタート(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.08 10:47
◆被害者をまず非難する日本社会…慰安婦問題の無視も同じ脈絡
だが、伊藤氏の告白は日本では大きな支持を得ることができなかった。暴露の後、ネット上には伊藤氏が就職口を得るために山口氏を誘惑し、ひとりの人生を台なしにしようとしているというような非難があふれた。さらに一部の女性も、SNSなどで「酒の席について行ったことからして問題」として性暴行の被害者である伊藤氏の間違いだと批判した。典型的な2次被害が続いたが、日本メディアは沈黙した。
このような状況に目を向けたのはむしろ海外のメディアのほうだった。AP通信は先月28日、「In patriarchal Japan, saying ‘Me Too’ can be risky for women(日本では『Me Too』の告白をすることは女性にとってリスクなこと)」というタイトルの記事で、日本の性暴力被害者がぶつかる困難を分析した。伊藤氏の事例とあわせて登場した人物は去年ツイッターにセクハラ被害を暴露した20歳の女子大生で事業家の椎木里佳氏。椎木氏は自身の事業に投資するという企業家に性関係を求められたが、これを断ったため契約に失敗したという内容を公表した。だが、SNSでは椎木さんを「嘘つき」「評判取り」などという非難が相次いだ。