金正恩氏「非核化は先代の遺訓」労働新聞「核保有政党」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.08 10:18
政府当局者は7日、対北朝鮮特使団が持ってきた結果に対して「北朝鮮が期待以上の前向きな態度を見せた」と口をそろえた。核は駆け引きの対象ではないといった金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長が非核化を交渉テーブルにのせる用意があると明らかにしたのは明確な変化だ。米朝間に最低限の探索的対話が可能だという見通しが出ている理由だ。
だが、特使団の報道発表文を見ると、「前向きな変化」だけで見ることのできない表現があるというのが専門家らの分析だ。
発表文第3項の中で「北側は韓半島(朝鮮半島)の非核化への意志を明らかにした」という部分を政府は注目している。金正恩氏が肉声で非核化への意志を言及したのは事実上初めてだ。だが、2012年2・29合意の時も金正恩氏は「非核化のための事前措置」とまで約束しては4月長距離ロケットである銀河3号を打ち上げた。2・29合意は米国が北朝鮮に対する食糧支援をする代価でウラン濃縮プログラム(UEP)の中断など非核化の事前措置を取るのが骨子だった。