韓経:米国に洗濯機工場建設のサムスン・LG…鉄鋼関税に「三重苦」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.07 11:39
米国で1月に洗濯機工場を建設したサムスン電子と今年下半期に洗濯機工場を完工する予定のLGエレクトロニクスが危機を迎えている。トランプ大統領の輸入鉄鋼・アルミニウム関税賦課方針のためだ。
両社はトランプ大統領の圧力を受けて人件費が高い米国内での工場新設を決めた。1月の米国の洗濯機セーフガード(緊急輸入制限措置)発動を受け、米国外で生産・輸出する洗濯機には20-50%にのぼる関税が賦課されている。米国が輸入鉄鋼に関税を賦課すれば、米国内の鉄鋼価格も上がり、両社の米国洗濯機工場は原材料コスト上昇負担を抱える。
サムスン電子北米法人の関係者は5日(現地時間)、「米政府が輸入鉄鋼材のうちどんな製品に関税を賦課するかは分からないが、米国工場の洗濯機製造コストを見直す必要が生じた」と述べた。LGエレクトロニクス米国法人の関係者も「工場は当初の計画通りに建てるしかない」とし「予想されるコスト上昇分をどれほど販売価格に反映し、どれだけ内部で抱え込むか悩んでいる」と話した。