米副大統領-金与正氏の会談、北朝鮮側のキャンセルで実現せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.21 14:56
ペンス米副大統領と金与正(キム・ヨジョン)北朝鮮労働党第1副部長が平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)中に青瓦台(チョンワデ、大統領府)で会談することを約束していたが、2時間前に北朝鮮側がキャンセルして実現しなかったと、ワシントンポストが20日(現地時間)報じた。朝米高官級の極秘会談を約束したが、直前に北朝鮮側が中止したということだ。
米ホワイトハウス副大統領室によると、ペンス副大統領は平昌五輪開会式出席のための訪韓前に北朝鮮当局者らと極秘会談を約束し、訪韓最終日の2月10日に金与正副部長と金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長に青瓦台で会う予定だった。しかし約束時間の2時間前に北朝鮮側が中止を通知し、会談は実現しなかった。北朝鮮側はペンス副大統領が前日に脱北者に会ったほか、東京で新たな対北朝鮮制裁をすると発表したことに不満を表したと、副大統領室の関係者は明らかにした。
アイアーズ副大統領秘書室長は「北朝鮮はペンス副大統領のメッセージを緩和し、平昌五輪を自分たちの宣伝舞台として譲歩を引き出そうとして会談にこだわったが、副大統領は歴訪初日に明らかにした通り美しい写真で殺人政権を目隠ししようとする戦略を阻止した」と述べた。