韓国の「鉄桶警護」の中で訪韓した金正恩委員長の妹・金与正氏
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 17:00
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏が9日午後、専用機(PRK-615)便で韓国に到着しながら韓国の警護にも非常事態になった。彼女は労働党第1副部長の肩書で平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)のために訪韓した。金日成(キム・イルソン)の血縁である、いわゆる「白頭(ペクトゥ)血統」の訪韓は今回が初めてだ。この日、北朝鮮代表団団長は憲法上首班である金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長だが、金与正氏にすべて関心が集まったのはこのためだ。
韓国側は金与正氏の警護に万全の準備体制を備えていることが分かった。韓国側は立体的な警護を展開した。北朝鮮代表団を乗せた専用機が平壌(ピョンヤン)を出発して韓国領空に進入すると、空軍F-15Kが飛行に出た。軍関係者は「韓国の領空に入った後、空軍哨戒機であるF-15Kが接近して肉眼で確認した」として「あまりにも近付けば負担を感じる可能性があり、約15マイル(約24キロメートル)離れたところで確認した」と話した。