北朝鮮の軍事パレードにICBM「火星15」登場…「核・火の海」発言はせず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 08:49
北朝鮮が8日、平壌(ピョンヤン)金日成(キム・イルソン)広場で大規模な軍事パレードを開いた。平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を「平和的国際スポーツ行事」として開催するという念願で韓米当局が合同軍事演習を延期した趣旨が色あせた。金正恩委員長も行事の演説で「人民軍は高度な激動状態を維持し、戦う準備に拍車を加えなければいけない」と促した。
建軍70周年を記念して開かれた軍事パレードは午前11時30分(平壌時間11時)に始まった。約1万3000人の兵力、各種装備・ミサイルのほか、数万人の住民まで動員したと、当局は把握している。これまでとは違って生中継はなかった。金正恩体制に入って国営テレビのほかユーチューブチャンネルまで利用して軍事パレードを生中継してきたパターンを変えたのだ。その代わり朝鮮中央テレビを通じて午後5時30分に録画実況で放送した。放送は1時間40分ほどで、昨年4月のパレードと比べると1時間ほど短い。しかし編集した可能性があり、実際の行事については具体的な分析が必要だというのが政府当局者の話だ。