【社説】民生重視する文在寅政権の初の特別赦免
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.30 13:52
文在寅(ムン・ジェイン)政権が昨日断行した「新年特別赦免」の内容を見ると、民生を優先視しながら特定性向の人物の赦免に否定的な国民感情を勘案した点が表れている。真摯な悩みの産物とみられる。
今回の赦免は一般刑事犯・不遇受刑者など6444人に対する特別赦免、運転免許行政処分対象者約165万人に対する特別減免措置が主軸だ。受恵者はいわゆる「生計型庶民犯罪者」がほとんどだ。政府が不正腐敗に関与した公職者と財界人を今回の特別赦免から徹底的に排除したのはは正しい決定だった。文在寅大統領は大統領選挙当時、「賄賂・背任・横領など5大重大腐敗犯罪に対して赦免権制限を推進する」と公約した。李光宰(イ・クァンジェ)元江原道知事、韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相らが特別赦免から除外された理由もここにあるのだろう。