【BOOK】「北核は言い訳、米国は中国との戦争を望む」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.28 16:48
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北核危機を題材に2冊の長編小説『米中戦争』を出版した小説家、金辰明さん。戦争寸前まで達している韓半島(朝鮮半島)の状況を迫力のある流れで描いた。
揮発性の強い政治社会的問題をリアルタイムで小説化してきた金辰明(キム・ジンミョン)さん(60)が今回は北核問題を選んだ。200字原稿用紙1800ページ分量の2冊からなる長編小説『米中戦争』だ。ところで、題名が米朝戦争でなく米中戦争だ。現れている現象は北核危機だが、本質は米国が中国を打撃しようとするという発想だ。その土台には経済で中国に押された米国が中国と戦争を行って世界最強国の地位を維持しようとするという論理が隠れている。フィクションとドキュメンタリーの境界を行き来する金さんの小説は時事常識以上の洞察力が溶けており、説得力があった。だが、論争も巻き起こした。今回の小説の場合、米国が軍事力をあきらめる場合、ドルが暴落して国が滅びるという設定だ。26日、金さんに会った。彼は「必要であれば高級情報筋に会って小説を書くのに必要な資料を得ている」と話した。
--出版の時期をよく合わせたようだ。