【社説】北朝鮮は米国の条件ない対話提案を受け入れよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.14 16:28
レックス・ティラーソン米国務長官がいかなる前提条件なしで北朝鮮に会うことができると明らかにし、北核危機解決の突破口になり得るか大きな関心が集まっている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が核武力完成を宣言した一昨日、ティラーソン長官はワシントンのあるセミナーで「ただ、会おう。天気の話をすることもできる」として北朝鮮に破格的な対話提案をした。これは今まで米国が一貫して北朝鮮の核放棄を対話の前提条件にしていた立場とは正反対になるものなので注目される。
ティラーソン長官の対話提案は新しいものではない。しかし、今回の場合のように「北朝鮮と前提条件なしで初めて対話する用意がある」と話したのは初めてだ。特に「北朝鮮が多い資金を投資した(核・ミサイル)プログラムをあきらめてこそ対話することができると話すのは現実的でない」と明らかにし、対話の初期には非核化問題を取り上げない可能性まで示唆した。北朝鮮との対話の垣根を大幅に下げたもので、中国メディアは「米国が大きく譲歩した」と報じている。