韓経:韓国市場に帰ってきた日立、「高速エレベーター技術で勝負」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.05 10:04
世界5位のエレベーターメーカーである日本の日立が韓国法人を設立し本格的な営業に入った。1999年に韓国のエレベーター市場から撤退してから18年ぶりに再進出した。韓国で5~10%水準の市場シェアを達成すれば生産工場設立も検討することにした。
日立製作所ビルシステムビジネスユニットの佐藤寛最高経営責任者(CEO)は4日にソウル市内のホテルで日立エレベーターコリア設立記者懇談会を開き、「韓国は中国、インドに次いで世界で3番目に大きいエレベーター市場。世界最高速のエレベーターを作った技術力で韓国市場を攻略していくだろう」と話した。韓国の年間新規エレベーター設置台数は4万台で日本の2倍水準だ。日立は韓国の首都圏を中心に再開発・再建築が活発で、ホテル、オフィス、高層マンションのエレベーター需要も堅固なものと判断し韓国再進出を決めた。同社は1999年に技術提携を結んだLG産電エレベーター事業部門がオーチスに売却され韓国から撤退した。