【社説】低金利パーティー終了、パーフェストストームがくる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.01 15:16
韓国銀行(韓銀)が昨日、政策金利を0.25%引き上げて1.5%とした。米国が2008年の金融危機後に始めた低金利パーティーを終えると、韓国も低金利時代の幕を下ろしたのだ。これを受け、KOSPI(韓国総合株価指数)は昨日2500を割った。これは8年間の低金利パーティーが終わり、苦痛の時間が迫っていることを知らせる前兆にすぎない。
最も懸念されるのは住宅市場に流入した天文学的な規模の住宅担保貸出資金だ。その間、低金利は家計貸出の増加に油を注ぐ役割をしてきた。しかし政府は家計負債が国内総生産(GDP)の95%まで雪だるま式に増える間、腕組みをしていた。決定的な敗着は朴槿恵(パク・クネ)政権が大きく緩和した貸出規制をまた強化するタイミングを逃した点だ。このため過去3年間に増えた家計負債は362兆ウォン(約37兆円)にのぼる。この余波で2008年末に859兆ウォンだった家計負債は今年9月に1400兆ウォンを超えた。このペースなら今年末には1450兆ウォンまで増え、来年には1500兆ウォンを超える見込みだ。