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【現場から】労組にひざまずいた現代車…2日間のストで損失175億ウォン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.29 15:35
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現代車・蔚山(ウルサン)第1工場の小型SUV「コナ」の生産ライン(写真提供=現代車)
現代車・蔚山(ウルサン)第1工場が29日午前10時から工場稼働を再開した。現代車蔚山第1工場労働組合(労組)事業部委員会は28日夕方、緊急懇談会を開催してストライキの中断を決めた。

ストライキの中断は当然歓迎するべきことだ。問題は現代車労組がストライキを中断した理由とその過程だ。現代車労使は28日午後5時から会議室に向かい合って座った。この席で現代車労組はストライキを撤回する条件として使用側が蔚山第1工場12ラインのコンベヤーベルトに乗っていた小型スポーツ用多目的車(SUV)コナ(KONA)の車体をラインから完全に下ろすことを要求した。また、コナの生産について労使が新たに協議する場を設けるよう迫った。

 
現代車使用側は労組要求を全面的に受け入れた。労組がストライキを撤回したのもこのためだ。ストライキ決定からストライキ中断までの一連の過程が労組主導の意思決定によって進められたと言える。

すぐにストライキは解除されたが、今後の主導権も依然として労組が握っている。現代車蔚山第1工場労組は使用側が労組の同意を受けずにコナの追加量産を行おうとした状況を防止できる対策を使用側が書面で労組に提出するよう要求している。同じような状況が再び起こればまたストライキをする可能性があるという意味だ。

労組は「使用側が現代車団体協約第41条に違反した」とし、使用側の追加生産の試みが「違法」と主張している。現代車団体協約第41条は「新しい機械や技術を導入して新車種を開発したり作業工程を改善したり人材を転換配置したりする場合には、計画策定後すぐに労組に通知して労使共同委員会を構成し審議議決する」と規定している。

ストライキは解除されたものの、根本的な問題は依然として残されたままだ。現代車は12月1日、コナの米国輸出を控えて生産物量を拡大しなければならない状況だ。蔚山第1工場11ラインだけでコナを生産していた現代車が12ラインでも同車の追加生産を行おうとした理由だ。この過程で労使が作業に投与する人材の1人あたりの作業時間(マンアワー協議)をめぐり、双方の見解が交錯した。車両の生産時間が足りないと判断した現代車は24日から追加人材を投入しようとしたが、蔚山第1工場労組は27日にストライキで対応した。

米国輸出はわずか1カ月後に迫っているが、初回物量の確保は依然としてはるかに及ばない状況だ。むしろ2日間のライン稼働中断で約1230台・174億6000万ウォン(約18億円)相当の損失だけを抱え込むことになった。

この過程でチェーンも登場した。現代車蔚山第1工場労組員が12ラインのコンベヤーベルトに乗っていたコナの車体に入ってチェーンでその体をドアに縛り付けた。このような行為は約40分ほど続いたという。

結局、現代車がこれまで通り12ラインではコナは生産せずにアクセントだけに集中することを合意して「チェーンストライキ」に屈服したという指摘が出ている。これに先立ち、現代自動車の尹甲漢(ユン・ガプハン)社長は談話文を出し、「労組の違法行動に厳正に対処するなど原則的に対応する」という方針を打ち出していた。ストライキで企業を思うがままに操る労組の要求を全面的に受け入れる決定は「厳正な対応」という言葉からはほど遠いようにみえる。

ムン・ヒチョル/産業部記者

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