中国側の心を動かした文大統領の一言「一花独放」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.14 15:00
習主席が強調した2つ目の堅持は互恵協力だ。「一花独放不是春 百花斉放春満園」という言葉を引用して説明した部分だ。習主席はこの部分を提示しながら、韓国との自由貿易協定と金融協力の強化などを強調した。文大統領もこの日、経済分野の協力再開を要求しながら「金融協力」を挙げた。文大統領がこの日、李首相に提案した韓国ウォン・中国人民元直接取引市場の発展も金融分野だ。
また習主席は「平和と安定を堅持して共同の基盤を守らなければいけない」という点を3つ目の堅持に挙げた。習主席は寄稿で「動乱が発生すれば域内のいかなる国も無事でない」とし「中韓両国が責任感を持ってこの地域の恒久的な平和と安定を実現するために建設的な役割をしなければいけない」と強調した。
これは「韓半島(朝鮮半島)戦争不可論」を基礎に最大限の圧力を加えるものの、最終的には平和的に北核問題を解決するという文大統領の一貫した主張と一致する。