サムスン電子副会長「1位達成、今が危機の出発点」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.02 15:50
サムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長が危機論を提起した。会社が過去最大の四半期実績を確定し、3大事業部門の最高経営責任者(CEO)全員を交代した翌日だ。
1日、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)本社の創立48周年記念行事に参加した権副会長は「一部事業の成長鈍化、新成長エンジンの確保遅延など依然として多くの不安要素を有しており、もしかしたら1位を達成した今が危機の出発点になるかもしれない」と役職員に強調した。実績に甘んじて緊張を緩めないでほしいというメッセージだと財界は分析している。
役職員約400人が参加したこの日の行事は物静かな雰囲気の中で行われた。好実績を思う存分祝うには会社内外の状況が重くて不透明だ。李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は拘束収監され、権副会長をはじめとする尹富根(ユン・ブクン)・申宗均(シン・ジョンギュン)社長など既存のCEOは実務から退いた。