【時視各角】中国がTHAAD報復を終えた本当の理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.01 11:04
中国が急変した。1カ月ほど前まで高高度防衛ミサイル(THAAD)報復に没頭していた中国だ。先月、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報がTHAADを「地域の安定を害する悪性腫瘍」として過激な言葉を浴びせていた記憶がまだ鮮明に残っている。
その中国がいつそうだったのかといわんばかりに態度を変えた。先月18日に開幕した第19回党大会の前後に解氷の兆しが表れると、31日に韓中首脳会談の計画が突然発表された。
いったい何があったのか。3月に韓国を訪問したティラーソン米国務長官が「THAAD報復を自制するべきだ」と促しても全く動じなかった中国だ。結論から言えば、報復の撤回は徹底的に中国自体の必要から下された決定だ。25日にあった演説がこれを確信させる。この日演説したのは、中国政府のシンクタンク格である国務院発展研究センターの趙晋平部長だった。