韓中通貨スワップ、6月の交渉開始から「政経分離」に共感
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.14 10:56
韓国国内の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる韓中間の外交問題にもかかわらず、両国は通貨スワップ延長に合意し、経済的な実利を選択した。外交問題を抱える中でも金融部門の韓中協力は続くことになったのだ。6月に韓国銀行(韓銀)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁と中国人民銀行の周小川総裁が通貨スワップ延長に関する議論を始めた時も「政経分離」原則を強調したという。THAAD問題を抱えながらも通貨スワップを延長し、韓国は強力な為替安全弁の一つを維持することになった。
韓中通貨スワップは危機の際に韓国ウォンを人民元に変えることができる為替のマイナス通帳のようなものだ。韓中通貨スワップは世界金融危機当時の2008年12月に1800億元(約300億ドル)規模で締結された。2011年に3600億元に拡大し、2014年10月に3年延長した。次の満期は2020年10月10日だ。