【取材日記】9大会連続W杯進出を決めて非難される韓国サッカー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.13 08:44
よく「大韓民国には5000万人のサッカー代表監督がいる」という。代表チームのAマッチの成績と競技力によって揺れ動く世論の動向、それぞれが一言ずつ語る風土を表した言葉だ。
「5000万人の監督」が今回は本気で怒った。2018ロシアワールドカップ(W杯)本大会進出を決めた後に韓国代表が初めて行った欧州遠征2連戦で、内容と結果ともに振るわなかった。7日のロシア戦(2-4)に続いて10日のモロッコ戦(1-3)も無気力な試合で完敗すると、ファンが一斉に非難を浴びせた。Aマッチ関連の記事が出てくるたびに、「監督だけでなくサッカー協会執行部も全員辞職すべきだ」というコメントが書き込まれる。
韓国代表の競技力低下は昨日今日の問題ではない。ロシアW杯最終予選でも拙戦を繰り返して何度も危険信号が表れていたが、解決方法を見いだせなかった。問題を解決するリーダーシップや戦術的改善、選手構成の変化が見えなかった。シュティーリケ監督(62、ドイツ)が退いて申台龍(シン・テヨン)監督(47)が就任した後も変わらない。申監督は代表チームに対する大衆の不信感が危険なレベルに達している中、慣れていない戦術と選手構成にこだわって完敗を自ら招いた。