ソニー立て直したイメージセンサー…サムスン電子も追撃に出た(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.12 11:35
1マイクロメートルは0.001ミリメートルだ。すなわち1ミリメートルを1000分の1に分けた単位だ。デジタルイメージの最小単位であるピクセル(画素)を1マイクロメートル以下に減らしたイメージセンサーが世界で初めて出てきた。ピクセルの大きさは小さいほどイメージがさらに細かい点に変換され鮮明な映像を見ることができる。
サムスン電子は11日、「業界で初めてピクセルを0.9マイクロメートルまで減らした超小型ピクセルイメージセンサーを発売した」とし、「ISOCELLスリム2X7」など新製品2種を公開した。6月に「ISOCELL」というイメージセンサー専用ブランドを立ち上げてから初めての製品だ。
メモリー半導体中心のサムスン電子が非メモリー半導体に分類されるイメージセンサーにブランドまで立ち上げたのは「イメージセンサー事業を本格的に育てる」という意志が込められている。これだけではない。メモリー半導体を生産する一部ラインをイメージセンサー生産用に転換する。サムスン電子は最近DRAMを生産している華城(ファソン)工場11ラインで来年からイメージセンサーを作る計画だと明らかにしていた。漢陽大学融合電子工学部のソン・ヨンホ教授は「最近需要が急増し供給不足現象に陥っているメモリー半導体工程をイメージセンサー用に回すのはそれだけイメージセンサー市場を重要と考えているという証拠」と説明した。