【社説】内輪もめする安保コントロールタワーに国民は不安だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.19 10:07
ますます高度化・現実化しつつある北朝鮮の核・ミサイル脅威の前で韓国の外交安保コントロールタワーがひどく揺れており、国民が不安を覚えている。それも外部の衝撃によるものではなく、内部の内輪もめによる動揺なのでより一層不安であきれる。
宋永武(ソン・ヨンム)国防長官は昨日、国会国防委員会で文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特報に対して「学者の立場で騒ぐ感じであり、安保特報に思われず嘆かわしい」と批判した。「安保や国防問題に対して相手にしてはならない人」とまで言った。「北核凍結を前提に韓米軍事演習の縮小を模索しなければならない」という文特別補佐官の意見を尋ねる鄭晋錫(チョン・ジンソク)自由韓国党議員に答えたものだ。文特別補佐官はこれに先立ち、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の「斬首部隊」を創設する計画という宋長官の発言をめぐって「非常に間違ったこと、非常に不適切な表現を使った」と非難した。