【社説】米国のスーパー301条の中国圧迫、韓国には両刃の剣
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.17 10:32
トランプ米大統領が経済分野で対中宣戦布告を飛ばした。現地時間14日に中国の知的財産権侵害と強制的な技術移転要求など不当な貿易慣行を調査するようにする内容の大統領覚書に署名したのだ。結果により米国が事実上無制限の報復ができるいわゆる「スーパー301条」を発動する可能性も考えられる。
トランプ大統領の強硬策の背景には2種類が指摘される。まず北朝鮮の核問題に微温的な中国を圧迫しようという意図だ。北朝鮮がグアム攻撃を明らかにするなど挑発レベルを高めているが中国は原油供給など北朝鮮の生命線の役割を継続している。トランプ大統領の調査命令は中国に経済成長か北朝鮮政権擁護かを選択せよというメッセージと分析できる。これを契機に中国の対北朝鮮圧迫が大きく強化されるならば韓国には悪くないことだ。