トランプ大統領の「以中制北」 …中国に知的財産権侵害カードか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.14 15:30
北朝鮮核問題の解決方法を見いだせずにいるトランプ大統領が本格的な中国圧力カードを取り出す雰囲気だ。
米CNN放送は12日(現地時間)、 「米中首脳間の電話会談(11日)でトランプ大統領が習近平国家主席に中国の知的財産権侵害調査問題を持ち出した」とし「トランプ大統領は具体的に『14日にライトハイザー米通商代表部(USTR)代表に中国の知的財産権侵害調査を指示する計画』と述べた」と報じた。続いて「本格的な米中間の貿易戦争の出発点になるかどうか関心を集めている」と伝えた。ニューヨークタイムズも、トランプ大統領が貿易戦争カードで中国を通じて北朝鮮を統制するという『以中制北』戦術を本格化している、と報道した。
中国国営新華社通信は13日、こうしたトランプ大統領の発言を伝えながら「米政権のこうした方針は両国貿易および経済協力を深刻に毀損することになるだろう」と懸念を表した。ホワイトハウスはトランプ大統領が習主席と北朝鮮挑発抑止案をめぐり電話会談をした翌日(12日)朝、今回の措置を発表した。電話会談で狭まらない両首脳間の隔たりが貿易制裁の触媒になったということだ。