【社説】韓半島をめぐる極限の対立の中でTHAAD反対は屁理屈
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.14 13:01
米中首脳間対話にも崖っぷちに追い込まれた韓半島(朝鮮半島)危機に解決のめどが立っていない。このような非常状況の中で我々の命を守る高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の有害性が基準をはるかに下回ることが分かり、配備に反対してきた住民たちが承服していないのは実に残念だ。トランプ米国大統領と習近平主席は12日、北朝鮮の核ミサイル危機を解決するために電話会談をしたが、具体的な解決策を見出すことはできなかった。習主席は従来のように「対話と談判」による解決を主張し、トランプ大統領も「北朝鮮は挑発的で緊張を高めさせる行為をやめなければならない」という原則的話だけを繰り返した理由だ。
このような中で米国が北朝鮮に対する「予防的打撃(preventive strike)」に出る可能性はますます大きくなる雰囲気だ。トランプ大統領から11日、自身のツイッターに「北朝鮮が賢明に行動しない場合に備えた軍事的解決策は完全に準備され、装填されている(locked and loaded)」という脅威的な文章を書き込んだ。米主流メディアでも連日、北朝鮮への攻撃シナリオを伝えている。