【社説】拡大財政へと進む新政権、財政乗数は確認したか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.26 13:04
文在寅(ムン・ジェイン)政権は運が良い。何より発足初年度の内外の経済環境が相対的に良好だ。今年世界経済が元気を出し輸出に大きく依存する韓国経済に順風が吹いている。通貨危機のど真ん中で出発した金大中(キム・デジュン)政権、2003年のカード大乱に直面した盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権、世界的金融危機に巻きこまれた李明博(イ・ミョンバク)政権、南欧の財政危機で不安だった朴槿恵(パク・クネ)政権の時と比較してみれば一目でわかる。こうした自信のおかげで新政権は執権哲学に合わせた経済政策を描けると判断したのだろう。
実際にきのう発表された新政権経済政策方向は大統領選挙公約と国政運営5カ年計画を忠実に具体化した。所得主導成長、雇用中心経済、公正経済、革新成長を4本の柱として「人中心経済」に経済パラダイムをがらりと変えようという内容だ。