2カ月前に駐中大使内定の盧英敏氏「駐米大使が先に決まらなければ…」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.21 08:42
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足から72日目の20日まで、米国・中国・日本・ロシアなど4強国の大使が任命されたという話がない。文大統領が19日、与野党代表を青瓦台(チョンワデ、大統領府)に招待して訪米・訪独の成果を説明したが、政府の外交的立場について当事国と疎通する大使の任命は先に延びている。いったいなぜこういうことになったのだろうか。
文大統領は5月の就任とともに最側近の盧英敏(ノ・ヨンミン)元議員を中国大使に事実上内定した。高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる葛藤が深まる状況で「側近大使」を務めるという意味と解釈された。盧元議員も当時の記者会見で「THAADはTHAADとして解決しなければいけない」とし、THAAD問題解決に「腹案」があることを示唆したりもした。しかし盧元議員はいまだに内定者の身分だ。盧元議員はこの日、中央日報との電話で「米国に送る大使が決まらないと聞いた」とため息をついた。