<陸上>あと0.08秒で9秒台…キム・グギョン、100メートルで韓国新記録

<陸上>あと0.08秒で9秒台…キム・グギョン、100メートルで韓国新記録

2017年06月28日13時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  2001年6月、全国少年体育大会陸上男子80メートルに出場した少年は8人中6位で決勝ラインを通過した。走ることが好きだった少年は初めて出場した全国大会で1等を取れず悲しかった。もっと速く走るんだと決心した少年は走ることにすべてを捧げた。

  それから16年が過ぎた2017年6月27日、江原道(カンウォンド)旌善(チョンソン)総合競技場。少年は26歳の大韓民国看板スプリンターに成長した。コリアオープン国際陸上大会男子100メートルのスタートラインに立った彼は10秒台(10秒00~09)序盤を目指して力強く走った。10秒07。韓国の男子陸上100メートル史上初めて10秒台に入った。公認記録に認定されると、観覧席からは大きな拍手が巻き起こった。彼は2つの拳を力いっぱい握って咆哮した。キム・グギョン〔26、光州(クァンジュ)広域市庁〕が韓国陸上の歴史を新たに書き直した瞬間だった。キム・グギョンは「期待していたタイムよりも良く出て驚いた」と言って明るく笑った。

  今月25日、KBS(韓国放送公社)杯全国陸上選手権大会で10秒13を記録して個人通算4度目となる100メートル韓国新を叩き出したキム・グギョンは、それから2日後に記録をまた0.06秒短縮させた。この日の決勝ではカン・ウィビン(尚武)が不正スタートで失格し、その影響がレースに響かないか心配された。だが、キム・グギョンは落ち着いて呼吸を整えた後、再びスタートラインに立ち、そして記録を出した。

  キム・グギョンは2日前のKBS杯決勝でも10秒07だった。だが、その時は追い風が基準(秒速2.0メートル)を越えた秒速3.8メートルだったため公認記録には認定されなかった。この日の追い風は秒速0.8メートルだった。レースを見守っていた200メートル韓国記録(20秒41)保有者のチャン・ジェグン監督〔華城(ファソン)市庁〕は「(不正スタートの時)向かい風がやや吹いていた。幸い、2回目のレースでは風が助けてくれた。グギョンの走りがいいので運までついてきた」と冗談を言った。キム・グギョンは世界選手権大会出場基準記録(10秒12)を通過し、ことし8月に英国ロンドンで開催される世界選手権への出場権も手に入れた。

  2日間、韓国記録を続けざまに更新したキム・グギョンも昨年8月にはリオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)予選から脱落するなど苦難の時間を送っていた。キム・グギョンは切歯腐心した。スプリンターとしてはやや小柄(176センチ)のキム・グギョンは、リオ五輪前までピッチ走法を使っていた。だが、最近は腕をコンパクトに動かして歩幅を広げるスライド走法を身につけた。キム・グギョンは「新しい走り方が(記録短縮に)合うと判断した」と話した。キム・グギョンは110メートルハードル国家代表出身のパク・テギョン・プレーイングコーチ(37)についてトレーニングをしている。レースの中後半にややスピードが落ちる弱点を克服するため、キム・グギョンは中距離の400メートルの訓練に集中した。シム・ジェヨン監督は「400メートルと200メートルを決めた時間内に入ってくることができなければ何回も繰り返す方法で訓練した。そのようにして培った育てた筋持久力が中後半までスピードを維持するのに役立っている」と説明した。

  相次ぐ韓国新記録も事実を中まで見てみるとたった一人の「孤独な戦い」だ。だが、キム・グギョンはそうは考えない。キム・グギョンは「決して一人だけの戦いではない。私のライバルは9秒台に挑戦している日本や中国の選手たち」と話した。今シーズンは10秒台の選手が日本には6人、中国には2人もいる。

  キム・グギョンは「まだ若いので先は長い。ずっと学び続けなければならない。走ることによって満たしていくべき部分は多い」とし「何回も倒れてダメだと思いながら、ある瞬間自分自身が強くなったことを感じた」と話した。キム・グギョンの目標は「韓国陸上初の9秒台」だ。キム・グギョンは「どんな大会でもいつも9秒台を目指して準備している」とし「これ以上、経験を積むことで満足しない。もっと考えて研究して、来年のジャカルタ・アジア競技大会時には必ず9秒台に入ってみせる」と力強く抱負を語った。
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