【社説】安京煥候補の落馬、野党と協治する契機にしなくては=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.06.18 13:13
5大人事原則の二重のものさし適用も問題だ。青瓦台は康京和候補の偽装転入問題を知りながら自ら検証を通過させたのに続き深刻な論文盗作疑惑を受けている人物を教育部長官候補に、飲酒運転の経歴がある教授を労働部長官候補に指名した。謝罪を要求する野党に向かいむしろ「われわれ自らとても高い基準を適用しているのに野党が反対を繰り返し残念だ」と非難した。これでどのように野党との協治を図れるだろうか。
高い国民の支持(83%、16日韓国ギャラップ)を受けている文大統領が連日野党3党の非難を受けている状況は二律背反的だ。ここには政府と対立点を立てて反射利益を得ようとする野党の政略的態度にも問題があるが、野党を国政運営のパートナーと考えて対話し協治の枠組みを作ろうとする青瓦台の努力が不足していることに1次的原因がある。