輸入ビールの攻勢に新製品を発売する韓国ビール(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.21 09:33
ロッテ酒類より1日前に、ハイト真露は「コスパ(コストパフォーマンス)」を前面に出した韓国最初の発泡酒である「フィルライト(Filite)」を発売した。酒税法上、ビールでないその他の酒類に分類される。麦芽含有量が低く(67%以下)、他の副材料を使う。だが、味や香りがビールと似ており、既存のビール市場で競争を繰り広げるものと予想される。アルコール度数も4.5%で、ビールとあまり変わらない。何より1缶(355ミリリットル)当たり出荷価格が717ウォンで、同じ容量のビールに比べて40%ほど安いのがメリットと言える。
日本では1990年代初めに登場した発泡酒が長期不況時期にかみ合い、着実に人気を得て昨年基準に全体ビール市場の13.7%を占める製品群として成長した。ハイト真露のイ・ヨンモク広報常務は「2001年から日本に発泡酒を輸出するほど、韓国が持っているノウハウと品質に競争力がある」とし、「輸入ビールが価格競争力と多様性を前面に出してパイを拡大しているが、これに対応するために多様性を確保しながらも『コスパ』が良い製品を発売した」と話した。韓国のビール市場は、輸入ビールの激しい挑戦に直面している。現在、韓国に入っている輸入ビールの種類は約600個余り。関税庁によると、2012年輸入ビールの物量は7359万ドル(約80億4850万円)程度だったが、昨年は1億8158万ドルに増えた。2兆7000億ウォン程度である韓国のビール市場の中で10%程度を輸入ビールが占めている。