<セウォル号引き揚げ>順調だった引き揚げ、変数発生で作業中断

<セウォル号引き揚げ>順調だった引き揚げ、変数発生で作業中断

2017年03月24日10時32分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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セウォル号が2014年4月16日の沈没から1072日ぶりとなる23日、水面の上にその姿を現した。この日、中国引揚げ業者「上海サルベージ」のジャッキングパージ船が全羅南道珍島郡沖の海域で引き揚げ作業を進めている。セウォル号の船体には赤サビが散見される。
  順調に進められていたセウォル号の引き揚げ作業が暗礁にぶつかった。韓国海洋水産部は23日午後10時、珍道(チンド)郡庁大会議室で緊急記者会見を開き、セウォル号を海上10メートルまで持ち上げた状況で船尾のランプが開いていることを発見して引き揚げ作業を中断したと明らかにした。海洋水産部と引き揚げ企業の上海サルベージは夜を徹して船尾ランプの除去作業を行った。

  セウォル号が1072日ぶりに水面上にその姿を現した23日、全羅南道(チョルラナムド)珍島郡の彭木(ペンモク)港などには犠牲者遺族や追慕客が集まっていた。遺族らは、セウォル号が冷たい海から引き揚げられるところを見守りながら「悲しみの輪を断ち切ろう」と希望を祈った。だが、海はそんなに簡単にセウォル号を返してくれなかった。海洋水産部はこの日、緊急記者会見で「午後6時30分ごろ、ダイバーがセウォル号の左舷船尾のランプ部分が開いているところを発見した。この状態ではセウォル号を半潜水艇に載せることができないため、ランプの除去を決めた」と明らかにした。ランプは船の貨物室の扉であり、貨物を船積みする時に陸地側に渡され、車両の往来通路として使われる。貨物の乗下船時はランプを開き、終わったら閉じる。

  長さ10メートルほどのランプが開いていると、セウォル号を半潜水艇に乗せることが不可能になる。ランプの除去は早ければ24日午前に完了する予定だ。もしこれまでにランプを除去できない場合、24日中にセウォル号を半潜水艇に移すことができなくなるおそれもある。セウォル号を半潜水艇に移すことができなければ、事故現場から87キロ離れた木浦(モクポ)新港に運搬する過程で大きな困難が予想される。

  海洋水産部は24日まで続く今回の小潮(満潮と干潮の差が小さく、流速がゆるやかになる期間)にセウォル号を現場から1.7キロ離れた半潜水艇に載せる計画だった。セウォル号は水面上13メートルまで持ち上げられてこそ移動が可能になるが、移動だけで一日近く要する。小潮を逃せば潮の流れが速くなり、全体的な作業に支障が生じかねない。海洋水産部セウォル号船体引き揚げ推進団の李哲朝(イ・チョルジョ)団長は「作業を急げば24日午前0時前に半潜水艇に載せることができると判断した」と話した。李団長はしかし、24日午前0時以前にセウォル号を移動させることができない場合の対策については答えを示すことができなかった。政府関係者は「24日午前8時までにランプを切断できなければ他の対策を講じなければならない」と述べた。

  

  23日午前と午後にも、引き揚げ過程でセウォル号の位置がやや乱れながらセウォル号の船体とジャッキングパージ船のワイヤー滑車が接触する干渉現象が発生して作業が2度中断された。
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  • セウォル号が2014年4月16日の沈没から1072日ぶりとなる23日、水面の上にその姿を現した。この日、中国引揚げ業者「上海サルベージ」のジャッキングパージ船が全羅南道珍島郡沖の海域で引き揚げ作業を進めている。セウォル号の船体には赤サビが散見される。
  • 2014年4月16日当時、珍島沖で沈没中のセウォル号の様子。(写真=中央フォト)