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【取材日記】旧韓末デジャ・ヴュの三一節広場=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.03 13:35
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「独立記念日になぜこのように腹を立てているのですか」。今月1日、集会の取材中に会った外国人がこのように尋ねてきた。私は瞬間、何も言えなかった。この外国人は三一節(独立運動記念日)と光復節(解放記念日)を混同していたようだったが、この日は失われた国を取り戻す歴史と関連した日であることを何となく知っているようだった。「説明するのはとても難しい」という言葉で、この質問に答えるしかなかった。二分された三一節の広場には、この外国人の言葉のように確かに怒った顔が多かった。

集会現場には韓半島(朝鮮半島)をめぐる米国・中国・日本など列強の影が濃厚に垂れ込めてもいた。太極旗とともに大型の星条旗が掲げられ、集会のあちこちからはTHAAD(高高度ミサイル防衛体系)の賛否スローガンが響き渡っていた。広場の近くの駐韓日本大使館前では慰安婦被害者による1272回目の水曜集会が開かれていた。

 
午後2時ごろ、慰安婦合意破棄を要求する集会が開かれた鍾路区(チョンノグ)日本大使館一帯は騒々しかった。太極旗を手にした市民が集会場所に向かっている途中で、少女像前の水曜集会一行と出会った時だった。警察が阻止したため物理的な衝突はなかったが、「アカ」「手先」等の叫び声が飛び交った。

弾劾反対デモの主舞台であった光化門(クァンファムン)の東和(トンファ)免税店前には幅6メートル、長さ4メートルの大型星条旗が翻った。「We Love Trump(トランプを愛しています)」との文面が刻まれたピケも目についた。ある参加者に三一節に星条旗を振っている理由を尋ねたところ、「われわれを守ろうと自分の懐を痛くしながらTHAADを配備しようというのが米国だ」という回答が返ってきた。トランプ政府が韓国政府・企業に対して、連日、貿易と為替を問題に攻撃していることはここでは重要ではなかった。

中国は韓国政府のTHAAD配備決定に露骨な威圧を加えている。ところが逆説的にもこの日広場を埋め尽くしたのは「メイド・イン・チャイナ」だった。弾劾反対集会参加者のうち、相当数は原価500ウォン(約49円)の中国製太極旗を手にしていた。ろうそく集会参加者が手に持っていたキャンドルも80ウォンの中国製が大部分だった。2008年BSE(牛海綿状脳症)集会の時に100ウォンだったキャンドル価格は、韓中自由貿易協定(FTA)以降、無関税の恩恵を受けて価額が下がった。THAAD建設のために敷地を提供したロッテグループが中国でさまざまな受難に遭っていることとは関係なく、中国製は広場まで占領する勢いだった。

このような状況であるにも関わらず、政治家は「桜の大統領選挙」に向けた政略に没頭している。あちこちから、98年前に柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の悲劇を内包した旧韓末の歴史が繰り返されるのではないかと懸念の声が上がっているにもかかわらず、だ。指導者は無責任で、政治家は目の前の欲のために互いに戦い…。列強の前に無気力だった一世紀前の悲しい歴史が広場でちらついた。

キム・ミングァン/社会2部記者

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