朴大統領、最後まで法の前に立たず

朴大統領、最後まで法の前に立たず

2017年02月28日07時48分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「過去4年の在任期間を振り返ってみました。不足した点も多くて…」。憲法裁判所で27日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の「意見書」が朗読された。弁論の当事者はいなかった。大統領代理人団所属の李東洽(イ・ドンフブ)弁護士(元憲法裁判官)が代わりに読み上げた。24日に決まっていた最終弁論がこの日に延期されたのは、大統領の出席の準備などに時間が必要だという代理人団の主張のためだった。代理人団は大統領が出席する場合、国会側の質問は受けないようにしてほしいと何度か要求し、裁判官は受け入れなかった。結局、大統領は大審判廷に現れなかった。憲法裁判所は青瓦台(チョンワデ、大統領府)から直線距離で約1.3キロのところにある。

  「私は政治家として守るべき価値のうち最も重要なことは『国民との約束を守ること』だと信じて生きてきました」。朴大統領は意見書で約束を強調した。この意見書で「約束」という言葉を13回使った。

  朴大統領は「崔順実(チェ・スンシル)事態」以降、国民と3回約束した。昨年11月4日の2回目の談話で「必要なら検察の聴取に応じる覚悟であり、特別検察官の捜査も受ける」と明らかにした。今年1月1日の青瓦台記者団懇談会では「特検から連絡があれば誠実に臨む考えがある」と述べた。1月25日に公開された「鄭奎載(チョン・ギュジェ)TV」(インターネット放送)のインタビューでも「(朴英洙特検チームの)聴取にも応じようとしている」と語った。

  しかし朴大統領は結局、特検チームの対面聴取要求に応じなかった。特検チームは28日に捜査を終えなければならない。黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行は27日、捜査期間延長要請を承認しなかった。特検チームと大統領側は今月9日に聴取の日程を決めたが、実現しなかった。大統領側は計画が事前に報道された点を問題にした。朴大統領は検察の聴取にも応じなかった。イム・ジボン西江大法学専門大学院教授は「大統領はあれこれと言い訳をして責任を回避し、自分の言葉を自ら覆した」と批判した。大統領が意見書で言及した約束と国民が期待した約束の意味は違った。

  朴大統領は2013年2月25日の就任式で「憲法を遵守し、国家を保衛し、大統領の職責を誠実に遂行する」と宣誓した。昨年12月9日に国会議員235人(全299人)の弾劾訴追案賛成で朴大統領の職務執行権限は停止した。13件の訴追理由のうち5件は憲法に反する行為だった。その後、朴大統領は検察・特検チーム・憲法裁判所での口頭釈明機会にすべて背を向けた。そして「鄭奎載TV」で検察の捜査について「完全にはめられた」と語った。懇談会では記者の質問が続くと、「ご苦労様です」という言葉で終えた。キム・デファン・ソウル市立大法学専門大学院教授は「大統領は主権者の国民に誠実に説明するべき義務を果たさなかった」と述べた。

  裁判所では安鍾範(アン・ジョンボム)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)政策調整首席秘書官の手帳、チョン・ホソン元付属秘書官の携帯電話録音ファイルなど証拠物が次々と公開された。朴大統領と崔順実被告がが昨年4-10月に借名携帯電話で570回電話したことも明らかになった。企業のミル・Kスポーツ財団の出捐を検察と特検は「強要」または「賄賂」の大統領犯罪と規定している。これに対する大統領の公式陳述はない。イ・ジェムク韓国外国語大政治外交学科教授は「法治を掌握する国家機関が大統領に事実を尋ねているが、答えるべき人は自分が言いたいことだけを言ってきた」と指摘した。
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