韓経:サムスンが停滞する間…中国・日本ディスプレーが波状攻勢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.17 10:40
サムスンディスプレイがLCD(液晶表示装置)第10.5世代への投資を決定せず、難しい状況に直面している。中国BOE、チャイナスター、日本のシャープに続いてLGディスプレイなど競合他社がすべて第10.5世代への投資を始めた状態だが、サムスン首脳部が特別検察官の捜査のため意思決定をしていないからだ。昨年第10.5世代工場に着工したBOEなどは来年1-3月期から生産を本格化する。業界の関係者は「サムスンディスプレイが遅くとも1-3月期には投資を決めてこそ未来のLCD業界の主導権を失わないだろう」と話した。
◆特検の捜査で投資決定遅れる
業界によると、サムスンディスプレイは昨年下半期から忠清南道牙山(アサン)湯井(タンジョン)にLCD第10.5世代(ガラス基板3370x2940ミリ)工場を建設する案を積極的に検討してきた。敷地の確保などは終わったが、8兆ウォン(約8000億円)以上を投入する大型事業であるため未来戦略室の決定を待っている。しかし未来戦略室は昨年11月から「植物」状態だ。崔順実(チェ・スンシル)事態のため検察と特検の捜査を受けているからだ。