韓経:中国に追われる韓国バイオ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.24 14:29
「1年どころか6カ月後が心配だ」。先日会った韓国バイオ企業の社長はため息をついた。今月初めに米サンフランシスコで開かれた「JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」を訪問した感想を尋ねたところ、このような言葉が返ってきた。この社長は中国バイオ企業の躍進が驚くレベルだと語った。これまで一つ下と考えていた中国企業の位置づけが韓国を追い越すレベルに上がってきたことを確認する場だったというのが社長の説明だ。
JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンスは世界最大規模のバイオ企業投資説明会(IR)行事だ。バイオ企業間のビジネスの場でもある。K(=韓国)バイオ旋風を起こしたハンミ薬品の大規模な技術輸出がここからスタートしたりもした。
しかし今回の行事は韓国バイオ産業の現状を確認させたというのが参加者の伝言だ。韓国バイオ・製薬企業はファイザー、ロシュ、MSDなどトップ圏のグローバル企業がIRをするメイン行事場所とは別に準備された小さな空間でIR行事を開いた。サムスンバイオロジクスだけが例外だった。韓国バイオ産業の位置づけは依然として高くないという傍証だった。