韓国「放棄世代」、余暇・結婚・恋愛・夢・持ち家・出産の順で放棄

韓国「放棄世代」、余暇・結婚・恋愛・夢・持ち家・出産の順で放棄

2017年01月16日13時06分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「あしたではなくきょうを変えてほしい」

  ダウムソフトのソン・ギリョン副社長が伝える「ビッグデータ民心」はこのように要約される。ソン副社長は2013年から4年間ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などに上げられたブログポスト5億8400万件を分析し、13日に「リセットコリア:私が変える大韓民国」行事で発表した。彼はまずSNSで「幸福・満足」と「悩み・心配」を反映する単語の出現頻度を比較した。その結果、悩み・心配など否定的な感性が全体の65%程度を占めた。悩み・心配の対象は大きく3種類だった。就職、結婚、出産だ。老後の心配は全体の3%にすぎなかった。

  20~30代の主な悩みは断然就職だった。未就業者は「就職できるだろうか」という恐れに震えた。どうにか就職した人たちも「残業がとてもしんどい」と吐露した。これは人生の次の関門である結婚に対する負担感につながった。就職の意志を喪失した青年が毎年増加している現実と無関係ではない。せいぜい就職しても3分の2は非正規職だ。このために2030世代の4人に3人はひとつ以上をあきらめた。彼らは趣味など余暇活動(57.7%)、結婚(46.7%)、恋愛(46.5%)、夢と希望(43.2%)、持ち家(43.0%)、出産(31.3%)の順であきらめた。3つをあきらめる「3放(放棄)」、5つをあきらめる「5放」を超えN放世代が増加する理由だ。

  結婚に言及した頻度は4年で4分の3に急減した。結婚の必須条件である家と結婚用品、お金を用意するのがあまりに大変なためだ。ソン副社長は「多くの青年が『結婚をあきらめれば楽になる』と感じ始めた」と診断した。

  N放世代が最初にあきらめるのが、男性は結婚、女性は出産という点だ。結婚と出産がともに減る傾向は簡単に変わらないことを示唆する。一大決心をして子どもを産めば現実はさらに厳しくなる。出産後2年までに2000万ウォンが必要だが、自分が稼ぐ所得も、国の支援も非常に足りない。それでも子どもの教育はあきらめられず暮らしの余裕が消える。ソン副社長は「周辺でこうした道を歩く人たちを見て青年たちは結婚する考えを引っ込める。子どもにこうした人生を譲るよりはいっそ産まないということ」と指摘した。

  SNSで老後の心配が少ない理由も同じだ。当面は1日1日を乗り越えるのが難しく老後を考える余力がない。自分の老後どころか歳を取った両親を扶養するのも厳しい。どうせ対策がないから考えることすらしたくない。ソン副社長の結論はこうだ。「韓国人は『バラ色のあした』より当面の現実を改善する方法を望んでいる」。

  引き続き発表に出た韓国リサーチのキム・チュンソク常務は「世論調査の結果、ろうそく集会に『共感する』という回答は83%で、『共感しない』という回答の16%を大きく上回った。与野党の政権交替の可能性では『交替させられるだろう』が84%で圧倒的」と明らかにした。大統領弾劾に対しては「憲法裁判所の審判がずれ込むほど国政混乱が長引くため急ぐべき」という意見が72%で、「急ぐべきではない」の26%を上回った。

  韓国行政研究院のウン・ジェホ専任研究委員は「熟議的公共協議の意義と組織化案」の発表で、「自発的参加が重要であるほど自尊感は高まり政策に対する受容性が高まり責任を感じ成果が現れるように協力するもの。リセットコリアでオフライン討論とオンライン討論プラットフォームまで具体化されるならば、その原則は客観性・中立性・透明性が重要だ」と強調した。
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